小さな楽しさに幸せを感じること

長い間闘病生活を送ったせいで、世間一般の幸せを幸せと感じなくなった。

普通に生きている人にとってみれば私の感じる幸せや私の視点は価値のないものと見えてしまうのかもしれない。

学生時代何不自由なく楽しく過ごせて、就職もスムーズにいった人と話した時、ストレートに物を言う人だったから色々ひどいことを言われた。

今考えれば、すごく馬鹿にされていたと思う。

彼の注意関心は、人の就職、転職、職歴、家庭事情の話ばかりだった。

私は高価なネックレスを付けて、私を褒めるか試したけれど、案の定、ネックレスだけ褒められた。この男性心理の本音はわからないけどがっかりした。つまり、高価なものしか褒めないってことでしょ。私は高価なものを身につけ続けなければならないということで疲れるな、と思った。

私の価値観が正しいと言うわけではない。

だけど、見せかけのものに幸せを追い求めるのは違うと実感したから、日々の中で楽しいことや嬉しいこと、悲しいことを拾って行こうと改めて思った。

今日は空が綺麗だった、雲の灰色のグラーデーションが綺麗で、なんで今まで気づかなかったのか、と思った。

地道に地道に、毎日を積み重ねて行きたいと思う。