20代女子の一人旅in沖縄

続き

3日目は昼の飛行機で帰る予定だったので、午前中はバスを使って首里城へ向かった。

電車とバスで乗り継いで行った。

世界遺産の迫力や、朝鮮との朝貢貿易をしていた際のものが展示されていたり、当時の沖縄の皇帝の書などをじっくりと見て過ごした。お城から眺める沖縄の景色と海も良かったし、全てが貴重な体験だった。

 

その後バスでホテルに向かい荷物を持って空港へ向かった。

この時もまだ船酔いが残っていて、万が一飛行機で乗り物酔いしたら絶対に吐くだろうと思った。席に着くと、隣の人と距離が近い。吐いたら一番この人に迷惑かける。それで添乗員さんに相談したら、二人がけのシートで人がいない席に移動してくれた。おそらく、相当顔色が悪く、(この人、本当に嘔吐しそう)と思われたのだろう。こういう時ってこれで正しかったのかな。2掛けのシートが窮屈で1人掛けのシートに移動したい人はいただろうし。だけど船酔いなんてしたことがなかったから、翌日まで吐き気に悩まされるとはまさか思いもよらなかったし。幸にも嘔吐してしまうのが怖くて、毛布にくるまっていたら知らない間に寝ていて、起きたら到着していた。今でも添乗員さんと他の乗客さんには感謝している。

 

一人旅だと一つ一つが自分の責任で全てを糧に出来ると思っている。

確かに誰かと海が綺麗だとか、気持ちを共有したいと思ったこともあった。

だけど、普段、人にめちゃくちゃ気を遣う私は一人旅の方が気楽に、楽しめるのかもしれない。

やっぱり素晴らしい思い出になった、とこの記事を書いて実感している。