20代女子一人旅in沖縄
2泊目
2泊目は、午後からダイビングに行きました。
レンタカーを借りなかったので、ホテルの近くまで送迎してくれる会社を選びました。
途中途中で人をピックアップして行きました。結果を言うと私以外はみんな外国人観光客でした。一緒にダイビングするのに言葉が通じないなと思ったけれど、現実を受け止めて目的地に到着。
船に乗って出発。
船酔いしないために酔い止めを飲んでいたけれど、行きの船の中で若干船酔いして、この先心配だった。だけど、見渡す限りの大海原に興奮。海が青くて透明で海の中の岩が見えて、感動。
(もしや、魚が見えるのでは?)
と期待しながら海の中を見ていたり、風に当たりながら海を眺めていたら、目的地に到着。
6人くらいで1組になって、ガイドさんが一人付いて、浮き輪を持って海を中を見る。
慣れている人は浮き輪から手を離して、軽く泳ぎながら海の中を見ている
海の中の世界は価値観を180度変えた。
大きな岩の穴に無数の魚が出入りしている。
魚が海の中をこんなに自由に泳いでいる姿を初めて見た。
テレビでは見たことがあったけれど、生で見たのは初めてで、人生観を変えてしまうほどの大きな衝撃を受けた。
海の中の魚は自由だった。
鮮やかな色の魚もいれば、黒に近い灰色っぽい魚もいるし、餌を手に持てば、警戒しながら餌を鳥が啄むように食べていく魚もいた。魚にも個性があったのは面白かった。それから私の持っている餌を啄むように食べるときに餌を引っ張る力が強いと思った。新鮮な驚きであった。
船に上がると船酔いをして、意識とは裏腹に嘔吐してしまうのには参った。人生初の船酔いだったが、辛かった。座っているだけでも嘔吐してしまう。脅威だった。
船酔いが少し落ち着いたので、もう一度ダイビングした。
慣れてきたので、浮き輪から手を話して、片目でガイドさんを追いながら。
ずーっと見ていたいほど海の中は魅力的だった。
魚があちこちに泳いでいる姿、海の中は怖いけど、怖さにも勝る魅力があった。
海の中では自由に活き活きと泳いでいる魚を私は「いただきます」の一言だけの感謝を述べて食しているのか、と思った。この日以来、魚を頂く時は「いただきます」と言いながら(命をありがとう)と思いながらかみしめるように食べるようになった。この歳になって人生観を変えられる出来事がまだあるのかと驚きだった。
この日は充実していた、と心底思う。
ホテルまで送迎してもらう中で一人だけ日本人がいて話をした。
同じく一人旅で、鍾乳洞に行った話や仕事で沖縄に来ていることを教えてくれた。
話しているのが楽で家に帰ってきてからもふと元気にしているかな、と思ってしまうほど会話は落ち着いていて充実していた。
連絡交換はしなかった。それでいいとその時は思ったから。
おそらくこの先もう会うことはないのだろけど、とてもいい時間を過ごした。